Take me faraway

140字に収まらないひとりごと

PARAMUSHIR感想

はてブのID、訳の分からないまま設定したけどこれって後で変更できないんですね、、、やらかした(^O^)

 

そんなことはさておき、前回予告していたPARAMUSHIRの感想を書きます。自分のメモ用って感じなので読みづらい箇所が多々あると思います。

(4月から書き始めていましたがなにかと忙しくて気づいたら1か月も経ってました)

 

2年前、NACSXXのライビュで本公演のタイトル「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて~」が発表されたあの瞬間、(なんて読むんだ…?最後Rで終わってるってことは森崎さん演出…!?てか2018年ってまだまだ先だな…)と色々な思いが駆け巡りました。

倍率高いんだろうな~でもいつかNACSのお芝居観に行きたいな~とこの時は観に行けるとは夢にも思っていなかったわけです。

 

2017年の秋ごろ、友達からNACSの本公演のチケット当たった!とのLINEが。

おおお!しかも2枚当たったんか!すごい!!おめでとう!!!なんて祝福してたら

「一緒に行かない?」

 

・・・ええええええええええええええええええええええええええええええ!?!???!?!?!?????!

 

NACSのお芝居を生で観れるの!?!?本当に!?ドッキリとかじゃなくて??誰かドッキリ大成功のプラカード持って「てってれー♪」って出てこない!?大丈夫??って思わず周りを確認したよね()

当選したのは3月中旬の平日とのこと。まだ大学の予定が分からない…けどこんなチャンス絶対逃しちゃいけない、これ逃したらきっと一生後悔すると思い「行きたい!」と返信しました。

 

そして、ついに来ました3月16日東京公演当日。

 

1945年8月15日。
この日、日本は無条件降伏を受け入れた。

しかしその後。
突如としてソ連軍の大部隊が、
武装解除した孤島に攻め入ってきた!

気持ちをもう一度奮い立たせ、再び銃を持つ兵士たち。
彼らが立ち上がらなければ、北海道は二分されていたかも知れない。

 

日本最後の戦いの司令部があった「幌筵島」。
私たちはまだ、その島の名前さえ知らない。

 

 

観終わった率直な感想は、「NACSって本当に存在してたんだ」「なぜ自分は今までこの島の存在を、この島で起こったことを知らずにいたのだろう」「この作品に出会えてよかった」としばらく放心状態でした。

 

これまで戦争を題材にした作品は苦手であまり観てきませんでした。でも今回の本公演を観なかったらこの島のことはきっとこの先も知ることが無かったんだろうなと思うとNACSの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。そして大好きです。

 

以下、特に印象的だったところメモ

◎オープニング

・北海道の大自然を想像させる音楽と幕に映し出される映像が迫力あってとにかくかっこよかった。ここでまず泣いた。

 

◎戦車(チハ)

・暗闇の中で回転するときに点々と光るLED?が綺麗でどこか不気味だと思った。

 

◎旗、幕、布

・今回の作品の演出で印象的だったもの。特に大きな白い旗を振ってそこに日付が映し出された演出がそんな表現の仕方があるのかと新鮮に感じられた。

・あと缶詰工場で働く女の子たちが逃げる場面の幕に映し出された映像も印象的だった。

・森崎さんのダイアリー(18/4/3)を読んで布が多く使われていたのは「常に霧に包まれている島」を表現したかったからだということを知り納得。舞台ってすごい。

 

◎小宮少尉

自決しようとするシーン、あそこの戦闘シーンはずっと涙が止まらなくて自分ちゃんと見たかどうかの記憶が曖昧なんだよね…。ライビュではしっかり抜かれていたそうなので円盤化されたときにじっくり見たい。

人に命令するのが苦手な小宮少尉が「最後くらい、俺の命令を聞け!」って言うのにグッときた。森崎さんのお芝居に泣かされること多い。

 

◎桜庭上等兵

しゃがれ声で最初安田さんって分からなかった。

缶詰工場で働く女の子達のために戦う決意をした桜庭さん。観劇後、桜庭さんのバッヂの紋章がお花だったのを知って泣いた。山下の亡霊を追い払うシーンが印象的だった。「辛い時こそ、笑うんだ」って手で口角をなぞって笑顔をつくるところのシーン、胸にぎゅううっときた。生き残ったのが桜庭さんだけだったの辛かった。最後の一人語りは瞬きや息をすることも忘れるくらい引き込まれた。

 

◎田中二等兵

最初の方の「日本が戦争に勝ったのであります!」のはじけるような笑顔、かわいい。以前非ヲタの友達がシゲちゃんの笑顔を「クシャ笑顔」って名付けてたんだけど彼の笑顔を表現するのにぴったりな言葉だと思う。お芝居とはいえなんであんな少年のような純粋な笑顔が出来るの???

過去を語るシーンではあまりの記憶力の良さに一体この人何者よ!?と思いながら見てたけど彼のターンになって過去を知っていくうちにその笑顔を見るのが切なくなった。

 

◎水島軍曹

日本が戦争に負けて「戦争が終わったんだ。家族のもとに帰れる」って思う兵士さんもいたんだよね。戦いたくないって弱音を吐くところも戦争が終わったと思ったのにまた戦わなきゃいけなくなる状況になったらそりゃそうだよなって。一番感情移入した役だった。家族想いで仲間想いな水島軍曹。娘の話をするシーンは洋ちゃんと重ねてしまって苦しかった。ラストのシーンで桜庭さんに「泣けたじゃないか」って優しく語りかける水島軍曹が大好きで脳内でずっと反芻してる。

そういえば今回の舞台での脱ぎキャラは洋ちゃんだったね。(実際は脱いでないけど)なんだか新鮮。

 

◎矢野整備兵

 山下さんの亡霊が出てくるシーンはWARのロイが脳裏に浮かんだ。過去がフラッシュバックして苦しむ姿は観ていてこちらも胸が締め付けられた。みんなが一斉に矢野さんに向かって銃を構えるところはゾクッとした。

田中さんの産まれてくる息子の名前を4人で考えるシーンの会話に入ったら全否定される矢野さんツボでした。笑ってもいいシーンでは田中さんにふふっと笑わされることが多かった気がする。

 

 初めて生で観たNACSの本公演。今までの作品もどれも大好きですが、それでも初めて見た作品がPARAMUSHIRで良かったなと思いました。今までの作品の役やNACS本人たちと重なる場面があってぶわあっと涙腺が崩壊すること多々ありました。それと題材がどっしりしたものを扱っているからどういう感じになるのだろうと思っていましたが笑ってもいいシーンもちょこちょこあって安心しました。(お気に入りは「本当です」のシーン)

 

だいぶ書き出しとテンション違って自分でも若干引いてるけどやっと感想まとめられた!!悲しいことに記憶が徐々に薄れつつあるから間違ってるとこあるかも…。WOWOW観れなかったの本当残念。円盤化、楽しみにしてます。